今日の円安に「リスク資産を持たざるリスク・無リスク資産の見えざるリスク」を痛感させられました。
今回お話しするリスク資産は、外貨建のリスク資産になります。
リスク資産を持たざるリスク
高給取りの方や副業で大金を稼いでいる人以外のほとんどの方はリスク資産を持たないと、金融資産が増えません。
「リスク資産を持たない=銀行に預金しておく」と、リスクが増えます。
そのリスクは次に説明する「無リスク資産の見えざるリスク」です。
無リスク資産の見えざるリスク
現金(日本円)は無リスク資産に割り当てられます。
今回の様に円安に進むとインフレに進みます。
インフレは結構なのですが、給料に反映されるかどうかは分かりません。
物価は上がる、でも給料が上がらないスタグフレーションになります。
また持っている資産をドルベースで見ると円安に進んだ場合、資産が減ったことになります。
外貨資産を持っていない多くの方、全員同時に資産が減少する事になります。
みんな同じ状況だから、不満が出るだけで、しょうがないと思って何も対策をしないでしょう。
半分リスク資産、半分無リスク資産の場合
いわゆるカウチポテトポートフォリオです。
100万円の金融資産を持っていて10%円安になったとします。
全資産を日本円の場合は価値が100÷1.1=91万円
リスク資産を半分持っていた場合は
無リスク資産 50÷1.1=45.5万円
リスク資産 50×1.1=55万円(株価の反映なし 為替のみ)
足すと45.5+55万円=100.5万円
日本円しか持ってない場合と10万円近く資産が変わってきます。
まとめ
円安に進むと無リスク資産はリスク資産になってしまいます。
ただ、円高方向に向かうと、無リスク資産は凄く頼もしいのです。
カウチポテトポートフォリオにすると、円安に転んだ場合は資産が増えてうれしい、円高になった場合は安く買えてうれしい、とどちらに転んでもうれしいのでおすすめです。
管理人はリスク資産:無リスク資産 2:1です。